三日に及ぶ激戦の末

音――静かに、しかし確実に。
投擲した短剣――二胡に弾かれ落下する。地面と刃が打ち鳴らす、甲高い金属の音。互いに向けた刃がどちらかの心臓に突き立つことを予感させる、乾いた終幕の音。視界の移動=意識の移動=攻撃性の発露――足元へ/手元へ/武器へ/正面へ=敵の姿――その瞳。







「腐ってでも生き延びるのではなかったのか」
「シェンウは死んだ」
刃の音――遠く深く強く響く決死の音。
「今更選ぶ道もあるまい」
二人――同時に一歩前へ。
投擲/居合い――必殺の間合い。
「そうか」
言葉/呼吸――一瞬の時間。
「なら、代わりに俺が立とう」







全ての光が終幕する永遠の一瞬――!