biですら

三田線が相変わらずの十数分またぎでホームに流れ込んできたので乗り込もうとしたところで左後方からいきなりフィン人みたいなおじさまが英語で話しかけてきたためびっくりして振り返った者の名:アマサトメデス。
手に持った路線図で駅を示され、そこへ向かいたいらしいので、「そこへはこの次の電車に乗るが吉なり」と伝えてやろうと思い、そのとき十数分またぎで来た三田線が扉を開けてそろそろ発車します状態に入りますよ状態に入ったため少し焦り、「あー」などとたっぷり三秒ほど考えた後に勢いよく発せられたJanglishがこうである:
「ディス! ディス ネクスト! イズ コレクト!」
バカヤロウ。
その次にもうちょっと考えてから確か「ざ・ねくすと・とれいん・いず・これくと」とかなんとか言い直したような気がする。伝わったかどうかは知らん。三田線には乗れた。ふと言葉を発しようとしたときに、いちいち日本語から文章にして順番に単語を立てるようなイメージしかできない時点で、自分は根本的に他言語には向いてないんだな。日本語にもあまり向いていないが。ふとしたときに話そうとする姿勢みたいなものは、ノートとペンでは身につかんのだろう。何のために何年も英語やったんだか。シンガポール人はすげェよ。