半妖のものども2

と、いうわけで、わざわざ三日もかけてヴォネガットをマネたい衝動に決着をつけた。つもり。チャンピオンたちの朝食は面白かった。プレイヤー・ピアノがあまりに通常の形だったのでどうしたことかと思っていたのだが、こっちはイメージ通りのヴォネガットだった。ざっくざく切られたシーンの中にあるシニカルさがなじむ実になじむぞ。その他いろいろ。ところで自分、なぜかこの本をヴォネガットの三冊目だと思っていた。なんでだろ。読んでる途中でローズウォーターが先にあることに気付き、年表を見てプレイヤー・ピアノと20年の隔たりがあることに気付く。とんでもない。たぶん三省堂の陳列のせい。ハヤカワの刊行順、信用するべからず。次は母なる夜。年代通りに読めばいいものを。